光が導くアイアンガーデン (軽井沢町)
軽井沢の飲茶カフェ『茶膳居』。
日が落ちると駐車場と店舗をつなぐ小径を、やわらかな灯篭の灯りがそっと照らします。石・木・アイアンで統一された外構と内装。木部は一枚板専門店、金属部分は当社が担当しました。
きっかけは、イベントでご縁をいただいた「一枚板と鉄を組み合わせた店舗装飾をつくりたい」というご相談。そこから、今回の空間づくりがスタートしました。
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外構のアイアン看板
『茶膳居』のロゴを活かしたアイアン看板です。メイン看板には一枚板を組み合わせ、木の表情と鉄の静けさが心地よく調和する仕上がりに。
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夜はライトアップで、昼間とは異なる表情を見せてくれます。
ロゴ部分には濡れても破れない障子紙を仕込み、夜間に照らされた際にロゴが美しく浮かび上がる仕様です。看板は、特に女将さんのお気に入りとのお声をいただきました。
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アプローチを照らす灯篭
店舗へと続く小径に並ぶ灯篭。電源工事が難しい場所への対応として、ソーラー式を採用しています。
鉄の無機質さと照明の控えめな光が響きあい、軽井沢の夜道に寄り添います。
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誘導ランタン
お客様をお見送りする際にスタッフが手に持つ、充電式のランタンです。鉄ならではの加工性を活かし、細かなデザインを採り入れた、店舗名入りのオリジナル仕様として製作しました。
暖かい光が茶膳居で過ごした時間の余韻を残してくれる、そんなアイテムです。
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入口の傘掛け
外観の雰囲気に合わせて製作したアイアンの傘掛け。
指定された設置場所にぴったり収まるよう、大きさや傘の本数、重心バランスを調整しました。店舗の世界観を崩さないよう店舗のロゴもさりげなくあしらっています。
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店内のアイアンフック
一枚板と組み合わせたアイアン製フックです。取り付け部分は茶器をイメージし、フック部分はロゴにある木の枝をイメージして製作しました。
表面は、ハンマーで一つひとつ叩いて入れた槌目(つちめ)の質感が特徴。空間のトーンを崩さずに、異素材同士が引き立て合っています。
CAD画像
設置前の灯篭 今回の製作は、一枚板を担当する業者様とのやり取りを中心に進行しました。店舗オーナー様と直接やりとりを行わない中での対応となったため、素材のイメージや空間の方向性を、画像や3Dモデルを用いて段階的に共有しながら進めています。
言葉だけでは伝わりにくいニュアンスも可視化することで、店舗全体に馴染むデザインへと落とし込みました。
ポイント
外構を中心に、光と素材で世界観を構成した今回の事例。アイアンは屋外に強く、木や石ともバランスよくまとまるため、エクステリアとの相性がとても良い素材です。
ざっくりしたイメージからでも、用途や空間の雰囲気を整理しながら形にしていくことで、「イメージ通りになりました」と喜んでいただける仕上がりとなりました。
